小澤 ニューヨーク

文化の違いから考える
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人に懐かない幼児。 親と子供。
初対面でしたけど、人懐っこさがなく、表情の変わらない2歳児に会いました。

私は気分でも悪いのか、初めての場所になれなくて人見知りしてるだけかなと、別に気にせず声をかけていると、次第に反応して答えるようになりました。 暫くして、外の小鳥の鳴き声が聞こえてきたので真似をしてみると、小鳥に興味をもったのが分かり、表に誘うと付いてきました。

すかさず母親があわてては走って来ました。 
「どうして、貴方にそんなに懐いてしまったのでしょう? この子は誰にも懐かないので知らない人について行って誘拐される事は無いねー、なんて話しているんですよ。 なのにどうして貴方には付いていくほど懐いて仕舞うのですか? ビックリです」と。

私の方がビックリしました。
おかしな事ですね。 幼児は無垢です。 優しく接してくれる人なら笑顔を見せて反応するのが自然です。  ごく自然で無垢の心になって気を向けると、必ずこっちに気を向けてきて懐くのが普通です。   

この母親はすこしショックを感じていました。 自分でないとこの子はダメなんだと思っていたそうです。

私は赤ん坊の時から既に何匹かの犬や猫に囲まれて育ちました。 にわとり、文鳥、はと等も居た事も有りました。 裏山から捨て犬を連れて帰ってくる私を母親は怒らず受け入れてくれました。 拾ってきた犬を抱いて寝る事も許してくれました。 母親は仕方が無い時は、何とか私に分からないように保険所に連れて行く事もしばしばだったようですが私はいつも動物を求め動物と接していました。

受験勉強の最中で苦しかった思春期の頃、散歩に連れて行った犬は一番心が和んだ話し相手になってくれました。 

私は犬に教えられました。 犬はいつも私に明るくじゃれて来て、遊ぼうよ、と飛び回って私を放さないのです。 塞ぎこんでいようが、憂鬱であろうが、私の犬はいつも私を喜んでくれたのです。 私に懐き、私を求めてくれたのです。 一緒に居よう、と。

米国に渡ってからも、やはり犬から学ばされました。

英語しか分からないアメリカの犬を最初どう接していいか解らず、どうしても意識的に成ってしまったのです。 「こっちへおいで!」見たいな呼び方をしても、どうしても自意識が出るらしく、どうしても過去の日本の犬のような反応を引き出せなかったのです。 仕方が無く 黙って周りの人の様子をうかがっていると、気持ちだけで犬が反応する事に気がつきました。 結局、言葉はいらなかったのです。 いまでは向こうから寄って来る事も多くなりました。
飼い主がビックリする事は珍しく有りません。

そして大人になってから小さな子供に接する機会が多くなリ、最初は戸惑いました。 でも、すぐに気がつきました。
幼児や子供は、動物と同じように私の気を感じ取るのです。 全く自意識の無い気、つまりまったく白紙の気持ちを向けるを向こうも気を向けてくる事が。。。。 すると子供と私の間に世界が広がります。 なにを喋ろうかなんて考えなくても、自然に言葉は流れ出します。 子供と子供はそうやって喋ります。 言葉なんて間違っていても、喋り合い、笑顔を見せます。 微笑ましいですね。

最近、母親や子供に無邪気さというか、純粋さを言うか、人を無条件で信じる事が出来ない、というか、しない様にみかけられるのは、私の誤解か偏見でしょうか?

人々は自分がは大人と思っています。 でも、本当は子供でもあることを忘れてはいけないのじゃないでしょうか。 貴方は、貴方の親の子供である事は永遠ですよね。

前記の母親に聞いてもらいました。 貴方は、何時までも子供なのじゃないでしょうか? そして、母親の役が出来、やがておばあちゃん役もしなければならなくなりますが、貴方は何時までも子供である事は変わりないのじゃないでしょうか? と。

核家庭になり、爺さん婆さんと接する感覚が変わってしまったのが日本じゃないでしょうか。 

私は、長年両親と離れて過ごしました。 気がつくと、両親は年老いていました。 

やがて、二人とも去ってしまいました。

私は、何時までも子供でいたかった。 そして時折。両親に会いに行く人生をずっとつ付けられる物と勘違いもしていました。 

気がつくと、私は、親という大人の役をしながら、子供でもあるる自分に気がつき、愛情は永遠である事に喜びを見いだしました。

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| ozawany | 幼児と母親 | 15:44 | comments(0) | - |
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